CEOインタビュー

不動産業界を、
もっとスマートに
- 私たちだから
“できること” -

「テクノロジーの力で、不動産業界を、もっとスマートに」
このミッションのもと、不動産業界の本質的な課題に向き合い、
事業成果とユーザー体験の両立を追求してきた株式会社Red Frasco。
本インタビューでは、CEO・竹内士郎が、不動産業界での経験を通じて見えてきた課題と可能性、
テクノロジーを“手段”として本質に向き合い続ける理由、そして「できること」を積み重ねながら描く
Red Frascoの今後の展望について語ります。

竹内 士郎Shiro Takeuchi
株式会社 Red Frasco CEO

2006年、中途でリクルートに入社後、事業推進、経営企画などを経て、国内外の投資事業に従事。
2013年、米国不動産ポータルMovoto LLCのCEOに就任。
2017年、リクルート住まいカンパニー執行役員(経営企画室長)に就任。
2018年、Movoto LLCをMBOし代表取締役として経営、2020年にバイアウトを実現。
2019年、株式会社Red Frascoを創業。homie株式会社を共同創業(取締役)。

はじめに、Red Frascoとはどのような組織で、何を目指しているのか、を聞かせてください。

 私たちRed Frascoは、不動産業界に特化・精通した技術者が集まる不動産テック企業です。「テクノロジーの力で、不動産業界を、もっとスマートに」のミッションのもと、日本の不動産業界を、テクノロジーという手段によって、より良く変えていくことを目指しています。

 残念ながら、国内における不動産業界のITリテラシーは、他の産業に比較すると大きく遅れをとっている状態です。ユーザーと不動産会社との情報格差は依然として存在しており、ユーザーが全ての選択肢を把握し、意思決定ができるという本来あるべき“当たり前”が、未だに実現できていません。その情報格差があるため、ユーザーは不動産会社に対して不透明感を覚え、意思決定の妨げにもなっていると思います。

 もちろん解決すべき課題は他にもたくさんありますが、私たちが出発点として選んだのは、不動産会社の自社サイトを中心としたユーザー体験の徹底的な磨き上げです。ユーザー体験を改善し、不動産会社が自ら集客できる構造を作り上げることができれば、業務効率が高まり、不動産業界の生産性はより改善されます。それが実現され、生み出された利益が不動産会社の従業員に還元されれば、今よりもさらに優秀な人材が不動産業界に集まり、最終的にユーザーに提供されるサービスレベルも上がると信じています。

その理想に対して、国内の不動産業界は今、どのような状況なのでしょう?

 国内の不動産業界は、他産業と比べて「テクノロジーの活用が10年は遅れている」と言われることがあります。ここには、金融や規制と密接に結びついた構造的な難しさに加え、テクノロジーへの投資文化が十分に根付かず、業務プロセスが複雑なまま残ってきた側面もあります。ただこれは、その分だけ解決できるテーマがはっきりとしているということでもあり、Red Frascoが得意とするテクノロジーによって、改善できるインパクトが大きいことを意味しています。不動産業界は、国内GDPが約66兆円という巨大産業であり、ユーザーにとっても、働く人々にとっても、もっともっと魅力的なものにできれば、社会にとって大きな意味があると思っています。

そうした現状の中で、Red Frascoがテクノロジーによって解決しようとしている課題と、実際の取り組みはどのようなものなのですか?

 私が、アメリカで不動産テック企業の経営に携わる中で強く感じたのは、日本の不動産業界では集客の多くをポータルサイトに依存しすぎているという点でした。日本では、ポータルサイトの技術的な進化に伴い、一人のユーザーが複数の不動産会社へ同時に問い合わせることが当たり前になっています。より多くのマッチングを生み出すという意味では、ポータルサイトとして正しい進化ですが、不動産におけるユーザー1人あたりの最終的な成約数はほとんどの場合1件のみです。そのため、不動産会社の立場から見ると、問い合わせ数が増えても成約率は構造的に下がり、なおかつ広告掲載費が変わらないままでは広告費は膨らみ続け、生産性は伸びにくい状況に陥ってしまいます。

 一方でアメリカでは、各不動産会社が自社サイトの開発や集客に積極的に投資し、ポータルに過度に依存しない集客構造を築いています。自社サイト経由の問い合わせは基本的に1社に限定されるため、成約率は高く、結果としてポータルのCPAも日本に比べて低く抑えられ、売上に対する広告宣伝費率も半分程度に収まっています。実際に日本でも、私たちが支援するクライアントの自社サイトでは、ポータル経由と比較して成約率が約2倍になるケースが多く見られています。

 こうした海外での経験と国内での実績を踏まえ、Red Frascoでは、不動産領域に特化して培ってきた技術と知見を活かし、クライアントの自社サイトのパフォーマンスを最大化することで、ポータルを含めた最適な集客ポートフォリオを実現することをミッションとしています。

実際に取り組みが動き出している中で、これまでの成果や実績はいかがでしょうか?

 現在は、国内大手の大東建託グループの自社サイトである「いい部屋ネット」をはじめ、主に大手の不動産会社様向けに、自社サイトの企画・開発から集客(広告運用)までを一気通貫するグロース支援を行っており、創業から6年程度で売上高は約32億円程度まで成長することができました。

 現状、お取引いただいている全てのプロダクトでパフォーマンスを改善することができ、特に創業当時からお付き合いのある「いい部屋ネット」では、この6年間で問い合わせ数を15倍程度増やすことができました。

 私たちは一般的な開発会社とは異なり、ポータル運営経験のあるエンジニアがデータに基づいて、ユーザー体験やSEOを改善すべく毎日のようにリリースし、それを起点として広告の運用を行っています。もちろん、世の中にはサイト開発を得意とする企業も、また、SEO対策であったり、Web広告運用などを得意とする企業も数多く存在していますが、不動産という明確な専門領域を持ちながら、開発を中心として集客に関わる全てを一気通貫し、なおかつ短期間での検証と改善を繰り返すことのできる組織は多くなく、期待以上の成果を出せていると思います。

 とは言え、私たちが貢献できているのはまだまだ不動産業界のごく一部です。より広く業界に貢献していくためにも、今後も得意分野を持つ即戦力人材を増やし続けなくてはいけないと考えており、この人材獲得が今のRed Frascoの唯一の課題と言えるかもしれません。

不動産業界との出会いはどのようなものだったのでしょうか?

 もともとは学生時代の留学の経験から、海外で仕事をしたかったこともあり、最初に入社したのは国内大手の総合電機メーカーでした。しかし、配属先が国内の営業部門で、部門間の異動が難しい企業だったため、早々に転職を決意しました。次の道を選ぶ時に指針としたのが「海外に行く前にまずは自分自身の力をつけよう」ということ。そうして転職先として選んだのが、私と不動産業界との出会いをもたらしてくれたリクルートだったのです。

 そこで、当時はまだ紙媒体主体だった住宅情報部門の事業推進を担当する中で、不動産業界の課題に直に触れていくことになります。合わせて、当時はインターネットが加速度的に浸透し、様々なメディアが紙媒体からネットへと切り替わり始めている過渡期でもあり、私が担当していた住宅情報誌でもネットへの移行が議論されました。

 もちろんユーザーサイドはネット検索に移行していたのですが、社内ではむしろ反対意見のほうがはるかに多い状況でした。紙媒体の企画部署は当然ながら、営業部ですら反対意見が多かったのを覚えています。物件あたりの掲載単価の高い紙商品のほうが、少ない物件数でも売上を作りやすいという構造であるため理解はできるものの、一方でユーザーから見ると物件の少ない媒体になってしまっていたんです。当時まだ若かった私は社内調整に苦戦していたのですが、その時に上司から「媒体は単なる手段であり、大事なことはユーザー・クライアントが何を求めているか。それこそが目的であって提供すべき価値ではないのか」という言葉を投げかけられました。これが、ユーザーにとって大切なことは物件の情報量や質であり、クライアントにとってはどの媒体からの反響かは関係なく、純粋に効果、つまり反響の量とその質である、ということを改めて強く認識できたきっかけとなりました。

 最終的には、商品や営業戦略を見直しながらネット移行(現在の「SUUMO」)の意思決定までたどり着くことができました。この経験を通じて、長い間その形を変えながらユーザーとクライアント双方に価値を提供し続けてきたリクルートの強さを強烈に体感した素晴らしい経験にもなりました。この時の学びは、現在もRed FrascoのValueの一つとして掲げている「目的思考で本質を捉える」という言葉に表れている通り、私自身にとっても今なお大切にしている価値観の原点となっています。

そうした原体験を得て、Red Frascoを創業するまでにはどのような経緯と想いがあったのですか?

 その後は、上司からの「海外の不動産ポータル市場を見てきてくれないか」というひと言をきっかけに、アジアでのJVの企画・立ち上げや米国不動産テック企業のM&Aなどを任せられるようになり、小さい会社ながらも現地企業の経営を経験しました。最終的には米国の不動産ポータル企業(Movoto LLC)を自分自身でMBOするに至り、自分の会社として米国の不動産業界でチャレンジできる機会も得ることができました。そうして合計7年間、米国の不動産テック企業の経営をして感じたのは、テクノロジーの活用において「日本の不動産業界は遅れている」ということでした。

 当時のアメリカではすでに、誰でもできる業務は外部に委託し、営業マンは成約確度の高い見込み客に集中するといった反響スクリーニングなどの仕組みが始まっていただけでなく、不動産会社が自社内にマーケティングや開発といった機能を持つ動きも活発になっていました。私は「日本にも必ずこの流れが来る」という確信を持ち、こうした“当たり前の世界”を日本でも浸透させていきたい、という想いでRed Frascoを立ち上げたのです。

 そして、Red Frascoのグループ会社で、反響のあったユーザーへの反響対応業務(反響スクリーニング)を代行するhomieの仕組みも、こうした海外での経験から生まれたものの一つでした。

創業時から持続的に成長を続けている中で、経営者として大切にしてきた価値観があれば教えてください。

 キャリアや目標設定の際に用いられるフレームワークに「Will-Can-Must」というものがありますが、私は「やりたいこと(Will)」よりも「できること(Can)」を一つひとつ積み上げていくことこそが重要だと考えています。

 かつて私が「やりたいこと」として掲げていた海外勤務も、リクルート時代の業務を通じて「できること」を着実に積み上げた結果、周囲からの信頼を得て機会を与えてもらい、実現することができました。組織に属している以上、健全な競争は避けられず、「やりたいこと」だけが常にできる環境ではありません。だからこそ、自分自身でコントロールできるのは、「できること」を増やし続けることだけであり、機会やチャンスが巡ってきた時に、その期待に応えられる状態でいることだと思っています。

 また、「できること」が増えることで視座が高まり、選択肢も広がります。その結果、「やりたいこと」自体が変わることもあります。私自身も、当初は「海外で働きたい」という思いからスタートしましたが、実際に海外で働いたことで、新たな「やりたいこと」を見つけることができました。大切なのは、目の前のミッションに向き合い、「できること」を一つでも増やしていくこと。それが結果的に、本当に「やりたいこと」を実現する最短ルートだと信じています。

 この考え方は、個人の成長だけでなく、組織運営においても同様です。一人ひとりの「できること」の集積が、まさにRed Frascoの「できること」を形作っています。一般的に経営者には、目指すべき「Will」を示すことが求められますが、私はそれよりも、「できること」を徹底的に追求することに重きを置きたいと考えていますし、メンバーにも同じ視点を持ってほしいと思っています。だからこそ、Red Frascoではあえて明確なVisionを掲げていません。よく周囲からは「竹内はリアリストだなあ」と言われることもありますが、こうした決して派手ではない堅実な積み上げによってこそ、クライアントからの信頼や新しいビジネスチャンスを得られているのだと思います。「できること」の積み上げと追求を続けるからこそ、その期待に応え続けることができる。私はそう考えています。

あえてVisionを置かないというスタイルは、Red Frascoの事業運営や組織のあり方にも通じているのでしょうか?

 私たちは、事業においても組織においても、余白やゆとりを持ちながら、一人ひとりが本来やるべきことに継続的にコミットできる状態であることを大切にしています。そのあり方を、私たちは「大人のスタートアップ」と呼んでいます。

 事業を運営する上で、Visionや夢といったメッセージを掲げ、それに共感してもらうこと自体は大切だと思います。一方で、「できること(Can)」以上のことを語り、実現に必要な実力が伴っていない場合、「誰かが無理をする」「なんとか帳尻を合わせる」といった歪みが生じるリスクがあります。そして、もし成果が出なければ、関わるチーム、そしてサービスを提供するユーザーやクライアントの期待を裏切ることになります。

 だからこそ私たちは、組織の「Can」に合わせた事業運営を心がけ、自分たちが出せる最大限の成果を堅実に積み上げていくことで、確実に価値を提供し、信頼を得て、次の期待に応えていく。そうした循環を大切にしています。もちろん、大きな挑戦が必要な局面もありますが、クライアントやユーザー、そして何より従業員とその家族が安心して働ける環境を守るためにも、リスクは可能な限り最小化したいと考えています。

 こうした考えのもと、私たちはあえてVCなどの外部資本を受け入れず、創業以来自社で生み出した利益を次の投資に回す経営スタイルを貫いています。自分たちの利益を再投資していくので、自分たちでやることも決められますし、目標や戦略自体も柔軟に変えていけるメリットがあります。昨今のスタートアップとしては珍しいかもしれませんが、不確実性の高い時代だからこそ、外部の意向に左右されることなく、課題の本質を捉え、その時その時で最適かつ迅速な意思決定を行うことを重視しています。スタートアップでありながらも、“大人”として自律・自走できる事業運営を行うことを、私たちは大切にしています。

 そして、こうした事業運営を支えているのが、従業員一人ひとりの「できること」です。明確な専門性を持つプロフェッショナルが集まる中で、私たちは「やりたいこと」という理想を追いかけるよりも、目の前の「できること」を堅実に追求し続けています。その結果、短期的な売上や数字に追われるのではなく、一人ひとりが余白とゆとりを持ちながら、自身のパフォーマンスを最大限発揮し、本質的な目的にコミットできる環境を実現できていると考えています。

 こうした土台があるからこそ、私たちは少人数のスタートアップでありながら、大手企業をクライアントとした影響力の大きな仕事においても、確実な成果を出し続けることができているのだと思っています。

では、こうしたあり方を体現するRed Frascoのメンバーにはどのような価値観を求めているのでしょうか?

 私がRed Frascoのメンバーに求めている価値観は、すごくシンプルです。それが「目的思考で本質を捉える」「自分事として捉え、誠実に向き合う」「専門性の化学反応を楽しむ」という、Red Frascoの3つのValueです。大前提として、専門的なスキルはもちろん必要です。ただ、それだけでは足りないとも思っています。自分の担当領域に閉じずに、「これは自分の仕事だ」「自分もこの成果に責任を持つんだ」という当事者意識を持って、誠実に向き合えるかどうか。ここはすごく大事にしています。

 その上でまず1つ目が、「目的思考で本質を捉える」という価値観です。何か課題があった時に、目の前の作業や手段に飛びつくのではなく、「そもそも何のためにやるのか」「本当に解くべき課題は何なのか」を考え続けられるか。プロフェッショナルである以上、常に目的から逆算して思考し、意思決定できるプロとしての自覚と責任感を持っていてほしいと思っています。

 そして2つ目が、「自分事として捉え、誠実に向き合う」という姿勢です。自分の役割の境界を越えてでも、必要だと思ったことに手を伸ばす。上手くいかないことや難しいことから逃げずに、ちゃんと向き合い続ける。そうした一つひとつの行動が、結果的にチームやクライアントからの信頼につながると考えています。これは社内だけの話ではありません。クライアントのプロダクトや事業に対しても、「外部の人間」としてではなく、「自分事」として向き合う。その覚悟があってこそ、本当の意味でパートナーとしての価値提供ができると思っています。

 最後の3つ目が、「専門性の化学反応を楽しむ」というスタンスです。Red Frascoには、それぞれ違う強みや専門性を持ったメンバーがいます。それを単独で発揮するだけではなく、掛け合わせて新しい価値を生み出す。そのプロセス自体を楽しめる人であってほしいと思っています。

この3つのValueは、日々の仕事の中でどのように体現されているのでしょうか?

 Red Frascoでは、クライアントと向き合う際に「受託業務」という意識は一切持っておらず、全メンバーがまるで自社プロダクトのように責任と愛着を抱き、自律して意見をする文化があります。だからこそ、エンジニアであってもクライアントとの深い関係性を積極的に築いており、社内外の「関係の質」を高めることが、確実に「成果の質」の向上にもつながっています。

 そのため、期待されているミッションは「集客の最大化」であっても、必要であればクライアントのビジネスモデル構築のお手伝いもしますし、中長期の事業計画を作ることも、時にはクライアントに代わって営業に行くこともあります。「自らのプロダクト」という想いを持ち、「少しでも事業成長に貢献したい」という気持ちはこうした行動に現れており、Red Frascoはそこにやりがいを感じるメンバーが多い組織です。単に技術の高さだけではない、人間らしさを合わせた「ハイテック・ハイタッチ」が、Red Frascoが信頼していただけている大きな理由であると思っています。

Red Frascoには、そうした社内外の「関係の質」を高めるための工夫があると聞きました。

 出社を前提とした勤務体系や、オフィス内のバー、さらには海外への社員旅行のほか、定期的に企画されるバーベキューや社内イベントも、横や世代間のつながりを意図的に創出する工夫の一つです。人によっては昭和的に見えるかもしれません。それでも私たちは、「成果は人間関係の質から生まれる」と思っています。だからこそ、偶発的な雑談や立場を越えた会話が生まれる場を、あえて設計しています。

 また、メンバーだけでなく、クライアントや業務委託などのパートナーにもこういったイベントに参加してもらっています。普段クライアントと直接会話することがない役割のメンバーも、自分たちの取り組んでいることにクライアントがどう感じているのか、どんな期待をしてもらっているのか、を実感できる良い機会だと思っています。参加は任意ではありますが、Red Frascoではこうした機会を大切にしていきたいのです。もちろん、私がメンバーのいきいきと交流する景色を見るのが好きなこともありますが、これは成果を最大化するためにも重要なことだと考えています。

最後に、Red Frascoの今後の展望と、不動産業界へのさらなる貢献の想いを伺いたいです。

 Red Frascoは、創業以来一貫して、ユーザーとクライアントに真摯に向き合うことで、着実に成果を積み重ねてきました。このスタンスは、これから先も変わることはありません。

 一方で、今後を見据えた時に、個別のプロジェクトを成功させるだけでなく、業界全体に対してどのような価値を還元できるのか、という視点もより強く持つようになっています。これまで培ってきた技術や知見を活かし、自社プロダクトの開発も含めて、より多くの企業にアプローチできる形を現実的に模索していきたいと考えています。それによって、不動産業界の生産性や利益構造の改善に貢献し、慣例として続いてきた“当たり前”を、本来あるべき“当たり前の姿”へと少しずつ更新していく。それこそが私たちだから“できること”であり、そこに、これからのRed Frascoの役割や価値があると思っています。

 もちろん、ユーザーのニーズもテクノロジーも、これまで以上のスピードで変化し続ける時代です。だからこそ重要なのは、特定の手段に固執することではなく、「目的思考で本質を捉える」ことだと考えています。変化に確実に向き合い、その時々で最適なユーザー体験を提供し続けることが、私たちの責務です。

 そのためには、明確な強みを持ち、Red Frascoの価値観に共感してくれる仲間の存在が欠かせません。そして、その一人ひとりの「できること」が掛け合わさることで生まれる化学反応こそが、これからの成長の原動力になるはずです。派手さや爆発的な成長を目指すタイプの会社ではないかもしれません。ただ、この堅実さこそが「大人のスタートアップ」としてのRed Frascoの持ち味だと思っています。私はこのRed Frascoを通じて、これまで自分を育ててくれた不動産業界に、これからも真摯に恩返しをしていきたいと考えています。

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